娘や息子の離婚問題で悩む親へのアドバイスとして、まずお子様とよく話し合い、離婚の意思や条件について確認することが重要です。親が心配して先走ることは避け、本人の意思を尊重しましょう。また、配偶者やその両親と直接話し合うと感情的対立が激化し状況が悪化する可能性があるため、早期に離婚問題に詳しい弁護士に相談することを推奨しています。当事務所では、親御さんからの相談にも対応しています。
当事務所には、娘、息子の離婚問題に関する相談をしたいということで、ご来所されるお父様・お母様が多くいらっしゃいます。
大切なお子様の一大事であり、力になってあげたいという親心から、本人以上に真剣に悩んでいらっしゃいますが、娘、息子の離婚問題を迅速かつ円満に解決するために、お父様・お母様にご注意いただきたい点についてお伝えさせていただきます。
お子様とよく話し合って、離婚の意思の有無、離婚条件に関する希望を確認してください。
お子様本人に離婚する意思がないのに、傍で見ているご両親の方が心配になってしまい、早く離婚した方がよいと考えて、動かれるケースがあります。しかしながら、本人に離婚する意思がないのに離婚させることはできないため、まずはお子様とよく話し合い、離婚の意思があるかどうか確認してください。また、お子様が離婚について迷っている場合にはその理由を確認し、協力して解決できるかどうか、話し合ってみてください。
お子様が自分の力だけで乗り越えられない困難に直面した時に、味方になってくれるご両親の存在はお子様にとって本当に心強く、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。ただ、離婚するのはお子様本人であり、本人の意思が一番重要であるため、ご両親が心配のあまり先走り、本人の意思を無視して物事を進めてしまわないよう、ご留意いただきたいと思います。
離婚問題に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。
お子様から離婚の相談を受けて、心配で居ても立っても居られなくなり、ご両親の方からお子様の配偶者や配偶者のご両親に対して離婚の話をすることがあります。それでうまく話が進めばよいのですが、残念ながら、状況を悪化させてしまい、収拾がつかない事態に陥ることが多いです。お子様の配偶者にも言い分があるでしょうし、配偶者のご両親も我が子が可愛いのは同じですから、ご両親同士で話をしても、お互いが感情的になってしまうためです。
対立が激化し、どうにもならなくなった状態で弁護士に相談される方も多いのですが、拗れてしまった後に弁護士が介入しても、双方の感情的な対立を解消することは容易でなく、解決までに時間が掛かってしまいます。最初の対応を誤ると、紛争が長期化してしまい、結果として時間と労力と費用が掛かるため、離婚問題に詳しい弁護士に早期に相談することをお勧めします。特に、話し合いができない相手との離婚問題は、最初から弁護士にお任せいただくことを強くお勧めします。
当事務所は、ご両親によるお子様の離婚相談や、ご両親同席の離婚相談に対応しておりますので、遠慮なくご相談ください。

弁護士 夫婦カウンセラー
慶應義塾大学総合政策学部卒業、中央大学法科大学院修了。
夫婦カウンセラーの資格も保有しており、カウンセリングの手法を取り入れた法律相談を得意としております。ご相談者様のお悩みをお聞きし、気持ちに寄り添った対応をいたします。
1人息子を持つシングルマザーです。大学在学中に結婚・出産し、無職の状態で離婚しました。法学部出身でない私が弁護士になれたのは、サポートしてくれた全ての方々のおかげであり、日々感謝しながら仕事をしています。よく弁護士に見えないと言われますが、敷居は全然高くないと思いますので、まずは一緒にお話をしましょう。貴方の不安が「安心感」に変わります。