モラハラ夫の特徴は、以下の行動が見られることが多いです。大声で怒鳴ったり、命令したり、物を壊して威嚇する、妻やその周囲の人格を侮辱する、自分の失敗を妻に押し付け長時間責め続ける、無視する、嫉妬や束縛が激しい、支出を細かくチェックするが自分の趣味にはお金を使う、妻の楽しみや交友を制限する、危険運転で恐怖を与える、料理に不満を言う、性行為を強要する等が挙げられます。これらに該当する場合は、早期に弁護士に相談することを推奨します。
モラハラを日常的に受け続けていると、感覚が麻痺してしまい、夫がモラハラなのか、自分が間違っているのか分からなくなってしまったり、そもそも、自分がモラハラの被害に遭っていることすら自覚していないといった方も多いです。
モラハラ夫の特徴やありがちな言動を挙げましたので、まずは、あなたの夫がモラハラ夫かどうか、チェックしてみましょう。
モラハラ夫の特徴チェック項目
□大声で怒鳴ったり、強い口調で命令する。
□暴言を吐いて脅したり、大きな物音を立てて威嚇したり、物を壊して恐怖心を与える。
□妻や、妻の身内・友人等の人格を否定したり、馬鹿にするような発言をして、侮辱する。
□自分の非を認めようとせず、間違いや失敗を妻のせいにして責め立てたり、長時間にわたってしつこく説教したり、問い詰めたりする。
□何かにつけて謝罪を要求する。
□気に入らないことがあると、無視して口をきかない。
□嫉妬や束縛が激しく、頻繁に電話やメールをして居場所や行動を監視したり、妻の実家や友人、職場の同僚等との付き合いを制限又は禁止する。
□お金に細かく、支出内容をいちいちチェックして口を出すのに、自分の趣味にはお金を惜しまない。
□妻の趣味や習い事等の楽しみを制限する。
□妻が大切にしている物を壊したり、勝手に捨てる。
□車やバイクに同乗している時に危険運転をし、妻が抗議すると妻を降ろして去る。
□妻が作った料理に不満を言ったり、作っても食べない。
□妻の体調や気分に関係なく性行為を強要する。
モラハラは専門弁護士に早期相談をすることをおすすめします
あなたの夫の言動が上記のチェックリストの項目にいくつか当てはまる場合には、モラハラ夫である可能性が高いです。精神的に追い詰められて、心身に不調をきたすようなことになる前に、モラハラについて十分な理解がある弁護士に相談することをお勧めします。
弁護士(岐阜県弁護士会)
愛知県立旭丘高校・慶應義塾大学卒業後、日本放送協会に入局し番組制作・取材に従事。同局退職後、東洋大法科大学院を経て弁護士に。
以来、離婚・男女問題、企業法務を中心に、地域密着の弁護士として活動しています。多治見さかえ法律事務所では、開業以来、男性の親権獲得ケースも複数関わっています。
岐阜県弁護士会の子どもの人権センターに所属し、児童虐待やいじめといった、子どもの権利に関する活動に積極的に携わっています。
令和4年から多治見市子どもの権利擁護委員を務めています(令和5年度は同代表委員)。岐阜県内の県立高校のいじめ重大事態の第三者委員会の委員に選ばれ、重大事態の調査を行うこともあります。