モラハラ被害者になりやすい人の特徴として、罪悪感を持ちやすく、自己犠牲的で他人に尽くす傾向が挙げられます。また、自分の意見を抑え、他人に合わせる性格や共感性の高さが、加害者に利用されやすい要素です。被害者は、自分がモラハラを受けていることに気づかないことが多く、チェックリストで確認することが推奨されます。いくつか該当する場合、早めに専門の弁護士に相談することが大切です。
モラハラ加害者は、ターゲットにしやすい人を選び、マインドコントロールしていく傾向にあります。
モラハラ被害者になりやすい人の特徴を挙げましたので、当てはまるかチェックしてみてください。
モラハラ被害者の特徴項目
□罪悪感を持ちやすく、何事も自分が悪かったのではないかと思い込む。
□面倒見がよく、自分を犠牲にしてでも、他人に尽くそうとする。
□場の雰囲気を悪くしたり、事を荒立てるぐらいなら、自分が我慢することを選ぶ。
□自分に自信がなく、他人に依存しやすい。
□自分の意見を言わず、他人に合わせ過ぎる。
□共感性が高く、他人に同情しやすい。
□理不尽な要求をされても断れない。
□真面目で素直であり、指示や命令に従順である。
モラハラ被害者になりやすい人は、思いやりや優しさがあり、周囲に対する気遣いができる人が多いです。ところが、モラハラ加害者は、そういった優しさや親切心に付け込んで、悪い方向に利用してしまうのです。
モラハラ被害者は、自分が被害に遭っていることに気付いていないことも多いです。モラハラ被害者のチェックリストを確認し、自分がモラハラ被害者になっていないか、確認してみてください。
モラハラ被害者のチェック項目
□ 相手が考えていることを読み取ろうと、常にエネルギーを使う。
□ 相手が機嫌を損ねそうなことを言わずに済む方法を考える。
□ 相手が怒り出すと、早くその場を収めることだけ考える。
□ 相手の帰宅時間が近づくと緊張する。
□ 相手が予定を変更して早く帰宅したり、外出しなかったりすると、かなりがっかりする。
□ 相手が楽しみにしているイベントは、気が乗らなくても付き合い、楽しんでいるかのように振る舞う。
□ 家具や家電等を購入するとき、自分の意見は聞いてもらえないと最初から諦めている。
□ 結婚前に楽しんでいた趣味はほとんど止めたか、やっても楽しめない。
□ 相手がその日留守かどうかで、友達等からの誘いに参加するかどうか決まる。
□ 外出すると、早く帰らなければとそわそわする。
モラハラ被害者に該当する場合、専門弁護士に早期相談を
上記のチェックリストの項目にいくつか当てはまる場合、あなたは、モラハラ被害者である可能性が高いです。精神的に追い詰められてしまう前に、モラハラについて十分な理解がある弁護士に早期に相談することをお勧めします。

弁護士 夫婦カウンセラー
慶應義塾大学総合政策学部卒業、中央大学法科大学院修了。
夫婦カウンセラーの資格も保有しており、カウンセリングの手法を取り入れた法律相談を得意としております。ご相談者様のお悩みをお聞きし、気持ちに寄り添った対応をいたします。
1人息子を持つシングルマザーです。大学在学中に結婚・出産し、無職の状態で離婚しました。法学部出身でない私が弁護士になれたのは、サポートしてくれた全ての方々のおかげであり、日々感謝しながら仕事をしています。よく弁護士に見えないと言われますが、敷居は全然高くないと思いますので、まずは一緒にお話をしましょう。貴方の不安が「安心感」に変わります。